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機材紹介(望遠鏡)

0 Comments | This entry was posted on 4月 05 2010

今日は望遠鏡の紹介をします。

SE200Nは以下の特徴があります。
①強度が弱く、筒鏡にたわみが出る
②バックフォーカスが短い
③ノーマルの接眼部が長く(アダプタ含む)接眼部からのバックフォーカスは55mm程度

①の影響でノーマルでは長い時間の露出ではまずエラーになる。
エラーを排除するには以下の選択がある。
●補強する
●オフアキ化する

補強は私の工作能力では無理であるし、限界もあると判断。
オフアキ化することにしたが、特徴②③がその実現を大きく阻んでいる。
そこで以下の改造を施すことにした。

●素材
 2年2ヶ月前に購入したSE200N
●改造部分
(1)接眼部
 ①接眼部の土台を笠井トレーディング社製 LPマイクロフォーカス接眼部のものに変更 (6.5mm)
  ※これは偶々である。オフアキ化する前に交換していたのだ。
 ②薄いオフアキとして三ツ星社製のOAG5を選択。土台との特注アダプタで接続 (37.5mm)
 ③フォーカスはボーグのM57ヘリコイドDX (26mm)
 ④カメラ接続は2インチホルダーSII (20mm)
(2)その他
 ファインダー位置を移動
 ※オフアキを360°回転させる際に干渉するため。
●バックフォーカス調整
 常駐補正レンズであるパラコアと常駐フィルタであるIDAS LPS-P2を使うと、上記改造後で更に12mmの余剰があるため、更にボーグ 2インチホルダーSSII (10mm)を追加し、フォーカスで2mm調整。

写真です。
●概観

●接眼部アップ

●接眼部(外したところ)
笠井トレーディング社製 LPマイクロフォーカス接眼部土台+三ツ星社製 OAG5アダプタ

M57ヘリコイドDX + 2インチホルダーSII + 2インチホルダーSSII

●接眼部の部品たちをバラしたところ

●移動したファインダー

●斜鏡のヒーター
国際光器さんで売っているヤツ

●筒鏡内部
 補強していないのがわかりますね。

こんなんで、写真をとっています。
基本的にはガイドエラー起こしません。