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カメラアングルの再現(オフアキ接続)

8 Comments | This entry was posted on 5月 02 2010

同じ撮影対象を複数日にかけて撮影する。一般にはあまりないケースだが、天体撮影では頻繁に発生するケースである。途中で曇って撮影枚数が足りない、時間があったので、少し撮影した、などである。

その際重要なのは撮影対象の中心の再現と、カメラアングルの再現である。これらが出来ないと、コンポジットした際、ズレが大きくなり、使えるサイズが小さくなる。結果として意図しないトリミングをせざる負えなくなる。

撮影対象の中心再現は、以前撮影した画像を参考に追い込むしかないし、論理的には何の問題もないハズである。

カメラアングルはオフアキの場合、ガイド星の確保のために撮影対象毎に接眼部を回転させる。よって単純に接眼部とカメラとの間で定常的なマーキングが出来ない。撮影都度マーキングするのは手間であり、忘れたり、その際は再度撮影を意図していないので、マーキングしていなかったなどがあるため、もっと汎用的なカメラアングル再現方法が必要と考えていた。

以下、その施策である。

私が使用してる冷却カメラQHY9は冷却ファン部分が四角形で一面がフラットである。

望遠鏡側にそのフラットな面の延長位置にマーキングをする。

このカメラフラット面と望遠鏡マーキングとのマッチングを測るアイテムを作成。

それを使っている状態。

アイテムとマーキングの拡大。

これで、毎回カメラアングルが再現されるハズ。
少なくとも、大きくはズレまい。

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