フラット撮影が失敗
This entry was posted on 3月 05 2010
2/20に撮影したM104を画像処理した。最後の処理でバックグラウンドのレベルを上げると、!!!ムラがある。それも2箇所。何処でどうしてを探すと、どうやらフラット画像に必要な補正情報が無い(=妥当なフラットになっていない)。
已む無く、バックグラウンドレベルを上げる直前の画像の最低レベルをムラが目立たなくなる程に上げ、レベル外を切り落とし、その後必要なバックグラウンドレベルまで上げるという処置をした。ちなみに、ムラ部分のレベル差は約30~40。たったこれだけでダメなんだよな。天体写真って…
この処理だと、バックグラウンドがノッペリして不自然な仕上がりになる。人工的な見た目だ。ライト画像自体は非常にクオリティが高かったので残念超無念。
やはり、フラットが一番難しい。
これはこれで悪くないと思うのですが、素人には分からない”何か”があるのでしょうねぇ~
くれぐれも寝不足にはご注意をっ!
コメントありがとうです。
この写真ですが、画像処理する前の画像です(10枚コンポジット)。
星雲の右下と少し離れた左下がその周辺より「暗い」んです。
これはCCDの前面のゴミとかがあり、そこだけ露光が薄いということです。
本来フラット画像という補正画像で「暗い」部分が残らないように補正するんですが(だからフラット補正)、それが上手く行かなかったということですね。
画像処理するとこの部分が目立ち、目立たないようにするとイマイチな画像にしかならず、困ることになるんです。