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2インチスリープ差込でのカメラ接続

This entry was posted on 9月 19 2010
昨日(9/18)、夜遅くは千葉北部・茨城県南部は晴れるそうなので、プチ遠征に。
まあ、予報通り晴れたのですが、問題は別に。
 
1.問題
ガイドは問題ないのに画像が大きく重力方向にズレます。
今までも発生していたが、今回のは酷い。
オフアキなので、原因はオフアキのプリズム位置~カメラCCDまでが原因部位である。
昨日は酷いので今までのように放置できない状態であったので、チョイ調べることに。
 
2.原因
原因は多分、2インチスリープです。
私の使用光学系はニュートンなので補正レンズが必須です。
※コマコレか、コマが目立たないくらい拡大するエクステンダー。
これら補正レンズは2インチスリープでの接続が世界的には一般的です。
※私は主にテレビューを使用しています。
2インチスリープは構造上ガタが発生しやすく(差し込むわけであり、隙間があるので)、
それをネジで抑えることになります。
通常は2個のネジで締め、片側に寄せる形で抑えます。
使っているスリープは3個で個々をM57でネジ込みで接続して、
それぞれのネジを何の考えも無くキツく絞めてました。これがいけなかった。
通常スリープ内の縁に抑えつけ固定するべきなのだが、
複数のネジ(スリープの縦方向に3位置計6箇所)で考えなく締めていたため、
スリープ内に浮いている状態だったようだ。
 
この状態で撮影していると冷やしの重さで序々に重力方向にたわんでしまい、結果ガイドは問題ないのにズレることになったようです。
 
3.対策
カメラに一番近いネジを締めスリープ内に片寄せし、その他のネジはキツく締めずに軽く抑える程度にした。結果は完璧ではないが1000mm程度なら目立たない程度、2000mmでも何とかなる程度に改善したようだ。
 
4.撮影結果
こんなことを満天の星空の元やってて、撮影開始が出来たのは1時30頃。
3時50分頃に曇るまでLRGBで2時間15分撮影し、ボツはL一枚(15分)。
まあ、最近悩みの接眼部のたわみ問題の一部の原因が分かり対策も大体分かったので良しとしましょう。ちなみに、撮影対象はNGC1023という銀河。撮影して分かったが、余り構造の無いヤツだった

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