カメラアングルの再現施策 (オフアキ接続時)


●はじめに

同じ撮影対象を複数日にかけて撮影する。一般にはあまりないケースだが、天体撮影では頻繁に発生するケースである。途中で曇って撮影枚数が足りない、時間があったので、少し撮影した、などである。
その際重要なのは撮影対象の中心の再現と、カメラアングルの再現である。これらが出来ないと、コンポジットした際、ズレが大きくなり、使えるサイズが小さくなる。結果として意図しないトリミングをせざる負えなくなる。
撮影対象の中心再現は、以前撮影した画像を参考に追い込むしかない。問題はカメラアングルであり、特にオフアキでは接眼部が回転する為、施策が必要となる。


1.オフアキ使用時のカメラアングルに関して

カメラアングルはオフアキの場合、ガイド星の確保のために撮影対象毎に接眼部を回転させる。よって単純に接眼部とカメラとの間で定常的なマーキングが出来ない。撮影都度マーキングするのは手間であり、忘れたり、その際は再度撮影を意図していないので、マーキングしていなかったなどがあるため、もっと汎用的なカメラアングル再現方法が必要と考えていた。


2.カメラアングル再現施策

@私が使用してる冷却カメラQHY9は冷却ファン部分が四角形で一面がフラットである。
@

A望遠鏡側にそのフラットな面の延長位置にマーキングをする。
A

Bこのカメラフラット面と望遠鏡マーキングとのマッチングを測るアイテムを作成。
B

C再現中の状態。
C

Dアイテムとマーキングの拡大。
D

これで、毎回カメラアングルが再現されるハズ。少なくとも、大きくはズレまい。


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