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M20の再処理&デジイチと冷却カメラの比較

2 Comments | This entry was posted on 4月 29 2010

前回掲示したM20三裂星雲の画像処理はトーンカーブで強調処理していませんでした。
まあ、良いかなと思っていましたが、何か物足りないものを感じたので、トーンカーブを少しいじりました。
また、レベルも前回はレンジを4000と結構広めにしていましたが、今回は3500に少し狭めています。もっと狭められますが(銀河は2500とかまで狭めている)、星像に影響があるので、この程度にしています。
色も少し傾きがあったので直しました。

それがこれです(前回版との比較の為に前回版も掲示します)。

●前回版

●再処理版

次にデジイチとの比較です。
デジイチはEOS Kiss D/、一年前の作です。露出は15分×9枚。
冷却カメラはQHY9。露出(L)は15分×12枚。
光学系は全く同じ。
カメラのピクセルサイズはEOS Kiss D/Nが6.4μ、QHY9は5.μ。
まあ、全てほぼ同じ条件です。

●EOS Kiss D/N

どうでしょう。
まあ、私の一年前の腕前が悪いのかも知れませんが、その当時、EOS Kiss D/Nでこれだけ撮影できた時には「これ以上無理」という感想でしたので、限界だったのでしょう。

やはりモノクロ冷却CCDには意味があるものだと痛感しています。