Archive for 5月, 2010:
5/2(土)に出撃しました。
5/2は月が22:30頃に昇り、通常は出撃しないが、4月のリザルトが1作品だけあったため、無理を承知で出撃。18:00に出発、18:50に撮影現場到着(稲敷市)。本日の対象を「M63 ひまわり銀河」。
通年は2月には撮影してしまう対象だが...
19:50から撮影開始、RGBで45分、ピント再合わせで10分、月が出るまで+αで2時間15分(23:00)。
ここまでで最低限の枚数を確保(RGB画像各々5分×3枚+L画像15分×9枚)。
今までに無いスムーズで無駄のないプロセス。
この時点から更に枚数を重ねるには赤道儀を逆位置にする必要がある。で、ノッテイルので、月が高くなっているが継続。M63を中心に捕らえ、オフアキとカメラ位置の位置を180度入れ替え、ピントを出しを実施して再開は23:20。スムーズだ...
でも、もう、月の影響は天頂から西にも及んでいる。
まあ、ダメもとで追加4枚。BGレベルは4500(月が出ていないときは3200程度)。
まあ、こんな撮影も有りだと思った日でした。
取り急ぎ、L画像9枚をダーク+フラット+レベル調整(レンジ2500)+デジタル現像。
後日、画像処理予定。
カメラアングルの再現(オフアキ接続)
同じ撮影対象を複数日にかけて撮影する。一般にはあまりないケースだが、天体撮影では頻繁に発生するケースである。途中で曇って撮影枚数が足りない、時間があったので、少し撮影した、などである。
その際重要なのは撮影対象の中心の再現と、カメラアングルの再現である。これらが出来ないと、コンポジットした際、ズレが大きくなり、使えるサイズが小さくなる。結果として意図しないトリミングをせざる負えなくなる。
撮影対象の中心再現は、以前撮影した画像を参考に追い込むしかないし、論理的には何の問題もないハズである。
カメラアングルはオフアキの場合、ガイド星の確保のために撮影対象毎に接眼部を回転させる。よって単純に接眼部とカメラとの間で定常的なマーキングが出来ない。撮影都度マーキングするのは手間であり、忘れたり、その際は再度撮影を意図していないので、マーキングしていなかったなどがあるため、もっと汎用的なカメラアングル再現方法が必要と考えていた。
以下、その施策である。
私が使用してる冷却カメラQHY9は冷却ファン部分が四角形で一面がフラットである。
望遠鏡側にそのフラットな面の延長位置にマーキングをする。
このカメラフラット面と望遠鏡マーキングとのマッチングを測るアイテムを作成。
それを使っている状態。
アイテムとマーキングの拡大。
これで、毎回カメラアングルが再現されるハズ。
少なくとも、大きくはズレまい。
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