カメラアングルの再現(オフアキ接続)
同じ撮影対象を複数日にかけて撮影する。一般にはあまりないケースだが、天体撮影では頻繁に発生するケースである。途中で曇って撮影枚数が足りない、時間があったので、少し撮影した、などである。
その際重要なのは撮影対象の中心の再現と、カメラアングルの再現である。これらが出来ないと、コンポジットした際、ズレが大きくなり、使えるサイズが小さくなる。結果として意図しないトリミングをせざる負えなくなる。
撮影対象の中心再現は、以前撮影した画像を参考に追い込むしかないし、論理的には何の問題もないハズである。
カメラアングルはオフアキの場合、ガイド星の確保のために撮影対象毎に接眼部を回転させる。よって単純に接眼部とカメラとの間で定常的なマーキングが出来ない。撮影都度マーキングするのは手間であり、忘れたり、その際は再度撮影を意図していないので、マーキングしていなかったなどがあるため、もっと汎用的なカメラアングル再現方法が必要と考えていた。
以下、その施策である。
私が使用してる冷却カメラQHY9は冷却ファン部分が四角形で一面がフラットである。
望遠鏡側にそのフラットな面の延長位置にマーキングをする。
このカメラフラット面と望遠鏡マーキングとのマッチングを測るアイテムを作成。
それを使っている状態。
アイテムとマーキングの拡大。
これで、毎回カメラアングルが再現されるハズ。
少なくとも、大きくはズレまい。
本コンテンツはホームページにも掲載しました。
はじめまして、QHY9ユーザーのwatanと申します。
Sora-canさんもユーザーになられたのですね。
私の知るところでは数名しか国内ユーザーいらっしゃらないので、
よろしければ、情報交換させていただきたく。。
こんばんは。
私の撮影はオフアキシスガイダーではありませんが、ライトシュミットの合焦方法が回転ヘリコイドであるため、気温の変化でピントの修正をするとやはり回転方向のずれが生じます。いつもおおよその目分量で直していますが、やっぱり微妙にずれてしまいます。ですので私も何か対策を考えないといけませんね。
>watanさん
コメントありがとうございます。
そうですか、たったの数名ですか。代理店が無いのでしょうがないですね。
こちらこそ、情報交換させて戴きたく。今後とも宜しくお願い致します。
ブログとかのURL、可能であればお伝え下さい。
>カムイミンダラさん
コメントありがとうございます。
ヘリコイドでピント位置を変化させると、カメラアングルまで回転してしまうんですね。
私はBORGのヘリコイドを利用していますが、製品仕様として回転しないようになってます。
私の場合は純粋に別の日の撮影時と自宅でのフラット撮影時に必要なことなんですよ。
Sora-canさんへ
すみません。小生のブログはhttp://rockhand.jp/blog/です。
HPはありません。。
よろしくお願いします。
>watanさん
早々の回答ありがとうございます。
ずいぶん前からQHY社と取引されているんですね。
CCD前面のフィルタの曇りですが、watanさんの記事に記載されている件は既に改善されているんですが、未だ-40℃以上冷やすと曇ります。
まあ、時間を置くと取れるんですけど。
AOとか色々チャレンジされているようでスゴイ参考になります。
当方からの情報出しは中々出来ないかもしれませんが、よろしくです。
フィルターの曇りは最近ありません。
急激に冷やしたり、切ったりするとチャンバーの中でも曇りが出ることがありました。
→QHY社の見解では、急激な温度変化では曇りが出ても異常ではないとの見解でした。
最近のTomさんのASCOMドライバでは、ゆっくりと冷却、WarmUpするので、良いのではないでしょうか?
(逆にQHY社のソフトやプラグインドライバ使ってないのでそちらの方は分かりませんが)
M63きれいですね。小生は、まだ長焦点で上手く撮れてません。
C-14_F6で撮像チャレンジしたいと思ってます。。
>watanさん
情報ありがとうございます。
私はQHY社のソフトを使っています。
結構使い勝手は良いです。
これから夏に向かい冷却温度を下げる必要があるので、急に冷やさないよう、一旦適度に冷却してから目標の温度に持っていこうと思います。