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ガイド新兵器調達とファーストライト

This entry was posted on 1月 09 2011
私はオフアキでのガイドをしていますが、春はガイド星が見つからず撮影を断念するケースが多々あります。
そこで、已む無くですが、年末に新兵器をポチッちゃいました。
 
Starlight XpressのLodester Autoguiderです。
かわうさんのブログで紹介があり、色々調べるとこれが一番パフォーマンス(性能とコストのバランス)が良いです。もちろん海外サイトからです。
12/30にポチり、1/7の到着でした。早っ!
 
オフアキにつけたところ。小さい。50gだもんな。
 
今まではワテック WAT-902H2 ULTIMATEという、ビデオカメラを使ってました。
感度ということでは多分コイツは市販カメラ最強かもしれませんが、1/60sが一番長い露出時間であることがネックであった。1/60sシャッターの画像(これがこのカメラの一番長い露出時間)をGuidemasterで10枚スタックし、1/6sシャッター相当で使ってました。これで霞ヶ浦周辺で8.5等星、希望が丘で9等星程度までガイド星として使えてました。しかし、これでは春はガイド星が無いか、有ってもゆっくり回転させてギリギリ見つかる始末。
 
ということで調達した次第。
 
難点は今使っているGuidemasterではLodesterが使えないこと。
しょうがないので、今まで使ったことが無いPHDを使うことにした。
これには1つ大きな問題がある。
「Guidemasterではガイド位置が保持され、前回の位置でガイドする機能があること」
ピントを合わせ直して元の位置に戻すとき、位置がズレるが(赤道儀の精度による)、それをピクセル単位で再現できるのである。
PHDではガイド終了時にガイド位置が消えてしまう。
しょうがないので、PCの画面でPHDウィンドウを決め、ガイド星の位置にビニールテープを張り、ピント合わせ後、戻したときにビニールテープの場所に手動で微調整することにした。
 
1/8にファーストライト。
やはり高感度、ガイド星は直ぐに見つかる。
PHDも初めて使ったが、何も問題なく使えた。
ピント合わせ後の再導入もビニールテープ技で難なくクリア。
この日は最初はM82、以前はガイド星が無くて断念していたヤツ。
次はNGC4725、オフアキの位置を変えずに、ガイド星が導入されていた。
やっぱりスゴイ。
今までは撮影対象の準備に少なくとも40分程度要していたが、今回は20分程度で完了。
 
投資価値のある対象であった。

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