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天ガ・星ナビ 2014年7月号 入選

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天ガ・星ナビ2014年7月号に「NGC5371&Hickson68」「NGC3705付近」が入選しました。
今回、天ガは「行けるのではないか」と内心思っていましたが、星ナビは「ダメだろうな」と実は思っていました。なので、星ナビの方はうれしい誤算です。
今月も沢山の東葛星見隊・JALメンバ、Yahooブロガー面々が入選されていました。
UTOさん(ダブル)、hanaさん(ダブル)、ヨネヤンさん(天ガ)、T-Fixさん(天ガ)、シュミットさん(星ナビ)、ぴんたんさん(星ナビ)、モカのパパさん(星ナビ)、ビスタさん(星ナビ)、おめでとうございます。※漏れがありましたらすみません。
●天文ガイド入選 ・NGC3571&Hickson68
イメージ 1
この作品、実は私のコレクションの中では1,2を競う自信作でした。
まあ、入選出来てホッとしています。
銀河系内の恒星、比較的大きな銀河、銀河群とそれぞれがそれなりに美しい対象が同じ構図に表現出来ており、評にも記載されていましたが、宇宙の奥深さを感じられる作品だなーと思っています。実は現在のPC壁紙です。
●星ナビ入選 ・NGC3705付近
イメージ 2
こんな渋い作品が星ナビに選ばれるとは…ん…実は思っていませんでした。
ですので、実は星ナビには昨年のM13を「1年前の物ですが」と注釈付きで保険的に送付していたくらいです。
選んで頂いたポイントはこちらも構図でした。左上のNGC3705、右上のNGC3692、右下のIC銀河達をバランス良く配置したのが評価されたようです。確かにそう言れれば「案外良い作品かな?」と思い直したりします。
まあ、今回は構図による差別化が成功したということなのですが、それはそれで「キツイ時代になったなーと」今後に不安を感じてたりします。

BKP250/F1000(改) & 2KORRRの撮影成功

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昨年末、12/29にファーストライト失敗したBKP250/F1000(改)+2KORRRの撮影リベンジを1/10に実施しました。
結果としては成功で、どうやら使い物になりそうです。
 

BKP250/F1000のバックフォーカスが仕様より大幅に短く、やむなく筒を2センチほど切断した改良を施しました。その後12/29にファーストライトしましたが、星像が線になる状態から改善せず、放置していました。
鏡の台座取り付けネジの締め付け・接眼部の傾き・光軸を調整し、いざ、出撃。
しかし、最初はダメでした。星が線になっています。
色々と調整してもダメで、諦めがてら光軸を見直すと、少しだけズレています。
それを直して、再度撮影。すると...星が周辺までまん丸。
どうやら、前回も含め、光軸が狂っていたのが原因だったようです。しかし、自宅でキッチリと合わせているので、車の移動時に狂ったようです。今後は毎回現地で調整することにしました(再発防止策)。
  
で、結果画像。
  
2014/1/10 稲敷市田んぼで撮影 しし座トリオ銀河 

  
RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)
L:合計 130分(LPS-P2:10分×13)
合計 193分
BKP250/F1000 + 2KORRR + QHY9での撮影 (口径254mm 焦点距離730mm F2.9)
 

【撮影データはここ】

 
(トリミングなし) ※クリックすると拡大します。
 

光害地である稲敷市田んぼでもNGC3628のひげが写りましたよ。
星像もシャープで満足。
AT6INとの組み合わせより良さそうです。
 
但し課題があります。
今までの電灯フラット(部屋の電灯の下で筒を上に向け画用紙を2枚重ねてフラット撮影)では上手くフラットになりません。今回の画像処理ではフラットエイドが大活躍でした。
しょうがないので、ELシートをポチってしまいました。今後12インチまで機材をカバーできるように、B3版を購入。高いです。痛いけどしかたない。

2013/12/30に撮影したLDN1622 & vdB62 付近

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2013/12/30に光が丘で撮影したLDN1622 & vdB62 付近です。
やっとこ、年末年始に撮影した画像処理に着手しました。
 
2013/12/30 光が丘撮影 LDN1622 & vdB62 付近 

この日は前日の新機材(BKP250/F1000改)調整を諦め、使い慣れたAT6INでキチンと撮影する日と決めてました。新機材調整はもう後回しです。雑念を排して望みました。※ホントかよー。
実質的に旧年の最後の撮影日でしたので、沢山の方が撮影に来られてました。やはりワイガヤな撮影は独りでの撮影より楽しいですね。
  
RGB:合計 90分(R:10分×3、G:10分×3、B:10分×3)
L:合計 195分(15分×13)
合計 285分
AT6IN + 2KORRR + QHY9での撮影

 

(トリミングなし) ※クリックすると拡大します。
  

真ん中の暗黒星雲がLDN1622です。その向かって右下の小さな黄色い星雲がvdB62です。
結構キツイ強調処理を施しました。
しかし、輝星の光条が星雲をブチ抜いてしまいました。こればかりは画像処理で取り除けません。放置です。
L画像は全体的に結構ノッペリしていてそのままRGB画像で塗り絵すると何やらボケた画像が出てきました。
「ん...美しくない...これはボツかなー」と思いましたが、全体的にコントラストを上げたり、無い技術を駆使したり(笑)して、こんな感じに仕上げました。まあまあでしょうかね。
ちなみに、向かって左上の領域は実際に暗い領域です。画像処理で明るくして美しさ向上をしたいところですが、あまりにも作為的なのでヤメました。 
 
未だ、4作もバックログがあります。
一発でキレイな画像が出てくれば楽しいのですが、ゴリゴリ処理しないとダメなのは分かっているので、毎度のことですが、面倒です。

2013/11/29,12/13に撮影したNGC3169銀河付近

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2013/11/29に光が丘,2013/12/13に稲敷市田んぼで撮影したNGC3169銀河付近です。
  
2013/11/29 光が丘 他1夜撮影 NGC3169銀河付近 
 

(トリミングなし) ※クリックすると拡大します。
 
 
(70%トリミング(面積49%)) ※クリックすると拡大します。
  
  
(天体の名前) ※クリックすると拡大します。
  
  
NGC3169の見た目の大きさはカタログ上5′弱なのですが、実際は淡い部分を含めるともっと大きな銀河です。
淡い周辺の腕と中心の構造が面白い銀河です。 NGC3165とNGC3166も同じ銀河群を形成しているものと思われます。

 

 
RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)
L:合計 150分(15分×10)
合計 213分
BKP250/F1200 + Paracor + QHY9での撮影
  

【撮影データはここ】

12/10に稲敷市田んぼで撮影したNGC2237バラ星雲

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12/10に稲敷市田んぼに出撃した際に撮影したNGC2237バラ星雲です。
  
●12/10 稲敷市田んぼ 撮影 NGC2237 バラ星雲 

久しぶりに近場の稲敷市で撮影しました。
ですので、L画像はLPS-P2とHα(バーダー7nm)で撮影しました。
 
RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)
L:合計 90分(15分×6)
Hα:合計 90分(15分×6)

合計 243分
AT6IN + 2KORRR + QHY9での撮影

  

【撮影データはここ】

 
(トリミングなし) ※クリックすると拡大します。
 

まあまあでしょうか。
しかし、キレイな星雲ですね。バラ星雲って。

11/30に希望ヶ丘 他 で撮影したエンゼルフィッシュの背びれ

0 Comments | This entry was posted on 12月 15 2013
11/30の希望ヶ丘と12/13の稲敷市田んぼで撮影したSh2-264 エンゼルフィッシュ星雲北側の背びれ付近です。
  
●11/30 希望ヶ丘 & 12/13 稲敷市 撮影 エンゼルフィッシュの背びれ 

この作品の素材のLRGB画像は11/30の希望ヶ丘で撮影しました。
しかし、何やら不足感があったので、12/13、月明かりの中、稲敷市の田んぼでHαを撮り増ししました。
 
RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)
L:合計 135分(15分×9)
Hα:合計 150分(15分×10)

合計 348分
AT6IN + 2KORRR + QHY9での撮影

 

【撮影データはここ】

(若干トリミング) ※クリックすると拡大します。
 

相変わらず、RGB処理に手間取りました。何とかならないものでしょうか。
まあ、色々やって、整えた感じです。疲れた...でも頑張った甲斐があったかな。

11/30に希望ヶ丘で撮影したvdb14 & vdb15

0 Comments | This entry was posted on 12月 11 2013
11/30に希望ヶ丘で撮影したvdB14 & vdB15です。
ん…画像処理に四苦八苦…非常に難敵でした。
 
●11/30 希望ヶ丘 撮影 vdB14 & vdB15 
(トリミングなし) ※クリックすると拡大します。
 
周辺にも無名?な星雲があり、カラフルな領域です。

 

流石はvdBチョメチョメです。非常に淡い。F3の光学系で5時間以上掛けても私が通常施している処理では「薄いねー」という感想しか出ない対象でした。
しょうがないので、感覚的には「倍」の強調処理を施しました。
しかし、RGBは本当に倍の時間を掛ける必要があるなーと思いましたよ。
疲れました。

 RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)
L:合計 270分(15分×18)
 

合計 333分
AT6IN + 2KORRR + QHY9での撮影
 

【撮影データはここ】

11/29に光が丘で撮影したSh2-263

0 Comments | This entry was posted on 12月 05 2013
11/29に光が丘で撮影したSh2-263です。これは、通称「エンゼルフィッシュのエサ」です。
  
●11/29光が丘 撮影 Sh2-263 

(トリミングなし) ※クリックすると拡大します。
 
今回の画角では当然エサには全く見えず、小さな熱帯魚に見えますね。
非常に淡い星雲で、もっと明るい光学系での撮影に適した星雲ですね。まあ、前からアップで撮影したかった対象なので、それなりに満足です。

 

このSh2-263はエンゼルフィッシュ星雲の南西にある小さな星雲です。丁度、エンゼルフィッシュ星雲の口元にあり、エンゼルフィッシュのエサのように見える星雲です。
この日は非常に透明度が高く、風も微風で非常にコンディションの良い日でした。
 
RGB:合計 90分(R:10分×3、G:10分×3、B:10分×3)
L:合計 135分(15分×9)
合計 225分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影
  

【撮影データはここ】

11月新月期 2作目 NGC1097銀河

0 Comments | This entry was posted on 11月 14 2013
2処理目は、9/29かほりが丘+11/1かほりが丘+11/4城里町+11/5希望ヶ丘で撮影したNGC1097銀河。
  
●NGC1097銀河
※9/29かほりが丘+11/1かほりが丘+11/4城里町+11/5希望ヶ丘で撮影

このNGC1097は南に低く(-30°オーバー)撮影場所やそらの条件を選びます。
結局、この作品は9月末~11月初までの4夜で撮影をしました。
南に低いのでマイナーな銀河ですが、メチャクチャ立派な銀河です。撮影して良かったランクでは上位に位置するのは間違いないです(sora-can感覚)。
北天にあれば有名な銀河だったことでしょう。実際の空間でも非常に大きな銀河です。
  
RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)
L:合計 150分(10分×15)
合計 213分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影

(トリミングなし) ※クリックすると拡大します。
(トリミング50%(面積25%)) ※クリックすると拡大します。
 
  しかし、RGB画像には手間取りました。撮影場所が南が比較的明るい城里町であったことと(それでも条件が良い南中~西に傾く頃に撮影したんですけどね)、そらの状態が余り良くないことで色ムラは出てるし、銀河そのものの色も出にくいしで、面倒でしたよ。L画像は結構サクサクと処理出来ました。 

11月新月期 1作目 Mel15散開星団

0 Comments | This entry was posted on 11月 10 2013
11月の新月期も終わりましたね。
余り晴れに恵まれなかった月でした。まあ、8月とかよりは良かったですけどね。
ということで、処理期に入ります。
1処理目は、10/26朧滝+11/1かほりが丘で撮影したMel15散開星団。
  
●10/26朧滝+11/1かほりが丘 撮影 Mel15散開星団 
 

このMel15は皆さんよくご存知のIC1805ハート星雲の中心部にある散開星団です。
IC1805中心部には明るい散光星雲もあるので、撮影は散開星団をというより、IC1805中心部を拡大して撮影する感じです。
この日は月が24時過ぎには出てしまう日でした。
予報では一晩中晴れる予報で月が出るまでにLRGBを月が出てからはHαをという予定でした。
しかし、1時過ぎには霧状の低空の雲が発生し、Hα3枚で断念。撤収となりました。
その後、11/1に千葉県旭市のかほりが丘(通称)に出撃し、Hαを撮り増ししました。
  
RGB:合計 91分(R:7分×7、G:7分×3、B:7分×3)
L:合計 150分(15分×10)
Hα:合計 120分(15分×8)
合計 361分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影

 

(トリミングなし) ※クリックすると拡大します。
シーイングが悪く、星がボテッとしてしまい、全体的にシャープさに欠けます。
長焦点では中々難しい時期に来てしまいました。
単独で撮影されることの少ない星団ですが、IC1805中心部自体が複雑で興味深い姿をしているので、この領域を拡大して見るのも案外良いものです。
バックログは3作。さあ、上手く撮影出来ているのかなー。

10月新月期後半戦のリザルト その2

0 Comments | This entry was posted on 10月 20 2013

10月新月期の後半戦その2。3連休の10/12.10/13に朧滝ヘ連荘で出撃しました。久しぶりに短いヤツも使いました。
 
(1)10/12(土)

この日は関東北部は風が強い予報。でも、他は天気が芳しくない。悩んだ末、「短いので朧滝へGO」でした。結論としては24時頃には風も収まり、25センチでも大丈夫なくらいまで安定しました。
この日は久しぶりにAT6INで淡いヤツを撮影。
ちなみに、この日にいらっしゃったメンバは、ブログ仲間のmn3192さん、T-Fixさん、RUKUさん、としさん、hanaさんと星見隊メンバのFujimakiさんでした。その他知らない方も2,3名居た模様。

撮影対象:IC59&IC63

こつはカシオペア座γ星の近くにある淡い星雲達。3年くらい前から「撮ればリスト」には入っていたのですが、明るい星の近くにあること、淡いことから、手を出していませんでした。
この日、気合を入れて撮影しました。
でもでも、なんと、ご一緒したRUKUさんも同じ対象を撮影されていました。「天文誌へはかぶらないように調整しましょう」ということで仲良く撮影です。

 

RGB:合計 90分(R:10分×3、G:10分×3、B:10分×3)
L:合計 195分(15分×13)
Hα:合計120分(15分×8)
合計 405分
AT6IN + 2KORRR + QHY9での撮影
【撮影データはここ】

天体の名前 
 

合計7時間近くもかけちゃいました。周辺に淡く赤い領域があるのかなー。
しかし、γ星明るいねー。
 
(2)10/13(日)
T-FixさんとRUKUさんとは前日に再会を約束し、皆で連荘しました。
ちなみに、この日にいらっしゃったメンバは、ブログ仲間のT-Fixさん、RUKUさん、ぴんたんさん、adonoanさん、としさんでした。この日は知った面々のみ。

撮影対象:NGC896&IC1795

この星雲はIC1805ハート星雲の北西部に一緒に撮影される事が多い天体です。

以前、ぴんたんさんがこの構図で撮影していて、マネしんぼと言われちゃました(笑)。
  

RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)
L:合計 105分(15分×7)
Hα:合計150分(15分×10)
合計 318分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影
【撮影データはここ】
 (トリミングなし) ※クリックすると拡大します。

データを見ると真ん中で暗黒星雲が横切っている明るい星雲全体がNGC896で向かって右側の明るい部分がIC1795のようです。
結構複雑な構造もあるし、青みがかっている部分もあるし、拡大し甲斐のある領域です。
 
さあ、これでバックログなし。
天文誌にも送ったし。HPにもアップしたし、今回の新月期のお仕事は終了。
今度の新月期も晴れますように。