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2011年1月27日のリザルト(NGC3344銀河)

0 Comments | This entry was posted on 2月 06 2011
1月27日木曜日、平日の夜だが、晴れていたので行ってみた。
  
この日は確か、忙しい仕事がある中、久しぶりに定時チョイ過ぎ帰宅し、撮影に行きました。
 
現場への到着は21:30頃、いつもの稲敷市の田んぼ。
セッティングは22:30時頃に終わったが、お決まりの雲が出てきて、結局撮影開始は24時頃に。
月が1:40頃に出てくるので、遅めだ。月が昇っても撮影するしかない状態。
前月末のモンキー星雲のときと同じだ。
 
撮影対象はNGC3344というこじし座にあるフェイスオンのSC型銀河。
以前デジイチで撮影してその見事な姿に魅了され、QHY9でも撮影したかった対象だ。
 
RGB:合計52分(R:10分×2、GB:各々8分×2)。
L:合計150分(15分×10)。
SE200N+パラコア+LPS-P2+QHY9での撮影。 
 
こんな感じ。
撮影機材、撮影時間などの情報はここ
 
(トリミングなし) 
 
 
(50%トリミング 面積25%) 
 
どうです。見事なSC型です。ホント均整がとれてます。
でも実際の大きさは3万光年程度なので、同じC型のM33より相当小さい。
ちなみに、外側に淡い腕が一回りしている面白い構造ももっています。その淡い部分は中々表現できません。この写真でも微かにわかる程度です。暗いそらの下で撮影したい対象です。
 
この画像処理には結構苦労しました。
原因は良く分からないムラがライト画像にあったこと。L画像とR画像にはあり、GとBには無いという変なことになっていた。
ちなみにこんなムラ。
(R画像です)
 
上記を補正するため、以下の手順で補正画像を作成した。
①トーンカーブでムラ部分を最高レベルにした画像を作成
②①にガウスぼかしをかけ(ステラで20くらい)
③ムラ以外の部分を周辺のレベルに合わせる
 

上記でフラット補正して処理対象のR画像を作成。
 
 
L画像もこれほどではないですが、同じやり方で補正しました。
原因は不明です時々あります。困った困った。