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2014年3下旬~4月上旬の新月期の作品

0 Comments | This entry was posted on 4月 29 2014

2014年3下旬~4月上旬の新月期に撮影したヤツらです。
処理はしていたのですが、何やらブログにアップするタイミングがなく、やっとこ、1ヶ月経ってやっとこさアップできました。

遠征日・遠征先・リザルトは以下の通り。
・3/22 福島県矢祭町 Abell1367 しし座銀河団
・3/28 茨城県城里町 NGC3705付近
・4/08 福島県矢祭町 NGC5371 & Hickson68

●3/22 福島県矢祭町滝川渓谷 Abell1367 しし座銀河団
この日はとしさんととしさんのご近所の方がいらしてました。
月が23時半に出る日なので、早く撮影してサクっと帰宅する予定でしたが、なんと...予報に無い雲が来襲して貴重な2時間を邪魔してくれました。
しょうがないので、月が出てからもやけになって3時間以上撮影しちゃいました。効果があるんですかねー。

RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)
L:合計 270分(15分×18)
合計 333分
BKP250/F1200 + Paracor + QHY9での撮影
【撮影データはここ】
(トリミングなし) ※クリックすると拡大します。

Abell1367_20140322_100

(天体の名称)

Abell1367_20140322_name
このAbell1367しし座銀河団は大きさが100’程あるため、この画角ではその一部のみの撮影となります。
大きな銀河でも2′程度で小さな銀河ばかりですが、銀河が密集している様は中々壮観です。銀河系内の恒星との対比が宇宙の奥深さを感じます。

●3/28 茨城県城里町 NGC3705付近
この日は一人ぼっちの撮影でした。つまんなかったです。

RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)
L:合計 195分(15分×13)
合計 258分
BKP250/F1200 + Paracor + QHY9での撮影
【撮影データはここ】
(トリミングなし) ※クリックすると拡大します。

NGC3705_20140328_100
(天体の名称)

NGC3705_20140328_name
(NGC3705の拡大(50%トリミング(面積25%))

NGC3705_20140328_50
(IC2857付近の拡大(50%トリミング(面積25%))

IC2857_20140328_50
IC2857付近には小さいながら形に特徴のある銀河が密集しています。
たぶん銀河群なのでしょう。

●4/8 福島県矢祭町 NGC5371 & Hickson68
この日はぴんたんさん、T-Fixさん、ただよしさんがいらしてました。平日なのに良く集まりますねー。
この日は天の川が良く見えました。シーイングも良く、久しぶりに納得の一枚を撮影出来ました。

RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)
L:合計 180分(15分×12)
合計 243分
BKP250/F1200 + Paracor + QHY9での撮影
【撮影データはここ】
(トリミングなし) ※クリックすると拡大します。

NGC5371+Hickson68_20140408_100
(天体の名称)

NGC5371+Hickson68_20140408_name
(NGC5371の拡大(50%トリミング(面積25%))

NGC5371_20140408_50
(Hickson68の拡大(50%トリミング(面積25%))

Hickson68_20140408_50
NGC5371と銀河群であるHickson68との構図が美しいので撮影しました。
NGC5371は約1億光年と遠いのですが、腕の構造もシッカリ出ています。実際に大きな銀河であることもあるのですが、撮影当日のシーイングが良かったことがうかがえます。
しかし、良く撮れたと思います。今までで一番良いんじゃないかなー。