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2月5日、希望が丘遠征のリザルトその2

0 Comments | This entry was posted on 2月 26 2011
2月5日、希望が丘に出撃したときのリザルトその2です。
NGC5236 M83銀河です。
 
こいつは、南に低く、撮影地では南中高度が23度しかないため、そもそも撮影条件が悪い上に撮影時間が限られるため、有効な画像が多く撮影出来ない対象である。
※なぜ、北に行って撮影したんだって声が聞こえてくるなー。
 
実際、この撮影でも地平線から上ったばかりのM83で構図を決めながら、ピント合わせやガイド星探しやオートガイドのキャリブレーションなどを行った後に撮影を開始し、薄明まで撮影しても、合計4時間程度にしかならない。さらに、この日のそらの状態が悪く、条件としては非常に悪かった。
RGB:合計52分(R:10分×2、GB:各々8分×2)。
L:合計180分(15分×12)。
SE200N+パラコア+QHY9での撮影。 
 
こんな感じ。
撮影機材、撮影時間などの情報はここ
(トリミングなし)
 
(トリミング50% 面積25%)
 
どうでしょう。
 
最初ステラで下処理し、コンポジしたら、BGにムラが多く、「こりゃ処理できななそう」って感じでした。そこで今回
初めてCCDStackをいました。まあ、試用でですけど。キチンとノーマライズ処理をするので、ムラが最小限になるようで、コンポジ(スタックかな)した後の画像は殆どムラが目立たない状態でした。非常に優秀なソフトであることがわかりました。買うかな...
 
まあ、諸々条件が悪い中での撮影にしてはまあまあでしょうか。

2月5日、希望が丘遠征のリザルトその1

0 Comments | This entry was posted on 2月 23 2011
2月5日、希望が丘に出撃したときのリザルトその1です。
NGC2264周辺、クリスマスツリー星団とコーン星雲です。
 
2/5は天気が怪しく、希望が丘への出撃は止めようと思ってたんですが、mn3192さんが出撃するということで、私も出撃決定をしました。結果は...結局薄明頃までずーっと晴れてました。まあ、透明度は最悪でしたが、良かったです。
 
私には珍しく17時には現地に到着し、組み立て、18時半には撮影を開始しました。曇る前に撮影するつもりだったからです。この領域は1年前にも撮影したんですが、フラットが決まらず、不満が残った状態でしたので、リベンジです。気合を入れ過ぎ、結局5時間以上撮影に費やしました。
 
RGB:合計78分(R:10分×3、GB:各々8分×3)。
L:合計240分(15分×16)。
SE200N+パラコア+QHY9での撮影。 
 
こんな感じ。
撮影機材、撮影時間などの情報はここ
(トリミングなし) 
 
どうでしょう。
 
チョット荒れちゃったかな。まあ、淡い部分まで出すつもりだったので、しょうがない。
リベンジは成功かな。
しかし... 大きく広がった星雲のフラット処理は難しく色と輝度が合っているのかイマイチ分からない。自分の目を頼りに補正をしているんですけどね。 
未だ、バックログが3作もある...もう新月期になるので、急がないとな。

2月3日&4日にかけて撮影したNGC2685螺旋銀河です。

0 Comments | This entry was posted on 2月 20 2011
2月3日&4日にかけて撮影したNGC2685螺旋銀河です。
 
2日かけて撮影したのは別に時間をかけた訳ではなく、1日目(2011年2月3日)は電装系のトラブルでRGB及びL2枚のみの撮影となり、2日目(2011年2月4日)にL画像を6枚撮り増ししたためです。
4日が人間ドックなので、3日は21時以降飲み食いできない状態でした。
まあ、4日は人間ドック後に会議を一つこなしたら早く帰るつもりでしたので気軽に出撃したのですが、結局4日も出撃することになっちゃいました。
 
撮影場所はいつもの稲敷の田んぼ。
そらの状態は引き続き冬にしては最低に近い感じでした。ターゲットはNGC2685 螺旋銀河です。
 
RGB:合計52分(R:10分×2、GB:各々8分×2)。
L:合計120分(15分×8)。
SE200N+パラコア+LPS-P2+QHY9での撮影。 
 
こんな感じ。
撮影機材、撮影時間などの情報はここ
(トリミングなし) 
 
(50%トリミング 面積25%)
 
どうでしょう。
 
この銀河は基本的にはS0のレンズ型銀河なんですが、周辺にリング状の構造及び淡いマユのような構造があるため、特異な容貌となっています。このような銀河はポーラーリング銀河と呼ばれています。
撮影した画像ですが、それなりの雰囲気は出ているとは思うんですけど、5′弱と小さく淡い構造なのでハッキリ写っていませんでした。結構強調処理しているんですけどね。
暗いそらで長い時間をかけて撮影すればもっと良くなるとは思うんですが、こう小さいとやる気がでません。

1月29日&31日にかけて撮影したNGC4826 M64です。

0 Comments | This entry was posted on 2月 18 2011
1月29日&31日にかけて撮影したNGC4826 M64です。
  
1/29(土)、2作目にと撮影を始めたが、電装系のトラブルで結局RGBしか撮影出来なかった。リベンジで月曜日に会社から帰宅後、出撃してました。
1/31(月)、この日は23時頃に稲敷の田んぼに到着し、0時半頃からの撮影でした。
そらの状態は冬にしては最低に近い感じでした。ベールが掛かって感じでボケたそらでした。まあ、晴れてはいるので、薄明まで撮影してました。ターゲットはNGC4826(M64)黒眼銀河です。
 
RGB:合計78分(R:10分×3、GB:各々8分×3)。
L:合計240分(15分×16)。
SE200N+パラコア+LPS-P2+QHY9での撮影。 
 
こんな感じ。
撮影機材、撮影時間などの情報はここ
(トリミングなし) 
 
 
(50%トリミング 面積25%) 
 
 
どうでしょう。
中心部分に三日月状の暗黒帯がある特異な銀河です。暗黒帯には構造があり、この口径の光学系でもある程度表現出来ます。銀河の腕は太いものが2本出ており周辺に比較的濃い円構造がある。その周辺にも淡い部分が広がっているのがわかる。以前撮影した時にはノッペリした銀河で面白みがないと思ったが、この写真では腕の様子、暗黒帯の構造が見え、それなりに面白い銀河であるなーと思った。撮影はRにムラが出て2枚多く撮影することになった。透明度が悪く、イマイチなそらであったが、Lを16枚、4時間撮影出来たため、淡い部分もそれなりに写ったかな。

2011年1月29日のリザルト(NGC2467散光星雲&散開星団)

0 Comments | This entry was posted on 2月 11 2011
1月29日土曜日の出撃結果です。
 
この日は19時半頃に稲敷の田んぼに到着し、21時頃からの撮影でした。
この時期のこの時間、オリオンは西に傾くし、春の銀河達は未だ東に低いし、ちょうど良い撮影対象がありません。私のたーゲット表に南に低く小さな散光星雲がありました。赤緯-26°以下ですから、南中高度でも28°です。望遠鏡はほぼ水平に見える高度です。
しかし、已む無くこれをターゲットにしました。
 
とりあえず、最近悩んでいた電装系のトラブルはこの撮影時には発生しなかったことは幸いでした。 
 
RGB:合計52分(R:10分×2、GB:各々8分×2)。
L:合計150分(15分×10)。
SE200N+パラコア+LPS-P2+QHY9での撮影。 
 
こんな感じ。
撮影機材、撮影時間などの情報はここ
 
(トリミングなし) 
 
(75%トリミング 面積50%) 
 
どうでしょう。向かって左上の方の星像が点になっていません。多分スケアリングまたは光軸のズレが原因です。困ったものです。
南に低く、光害地である稲敷市ではバックグラウンドが明るくなりフラット補正が難しいです。実際、バックグラウンド値はL画像で4000以上になり、天頂付近の倍以上のレベルになっています。フラット画像での補正後、相当ステライメージの補正機能で補正しています。この画像で正しいのかの判断は難しいですね。画像の質も南に低いため、星は肥大し、星雲もシャープさに欠けてます。
 
でも久しぶりの散光星雲なので、気分転換には良かったす。

2011年1月27日のリザルト(NGC3344銀河)

0 Comments | This entry was posted on 2月 06 2011
1月27日木曜日、平日の夜だが、晴れていたので行ってみた。
  
この日は確か、忙しい仕事がある中、久しぶりに定時チョイ過ぎ帰宅し、撮影に行きました。
 
現場への到着は21:30頃、いつもの稲敷市の田んぼ。
セッティングは22:30時頃に終わったが、お決まりの雲が出てきて、結局撮影開始は24時頃に。
月が1:40頃に出てくるので、遅めだ。月が昇っても撮影するしかない状態。
前月末のモンキー星雲のときと同じだ。
 
撮影対象はNGC3344というこじし座にあるフェイスオンのSC型銀河。
以前デジイチで撮影してその見事な姿に魅了され、QHY9でも撮影したかった対象だ。
 
RGB:合計52分(R:10分×2、GB:各々8分×2)。
L:合計150分(15分×10)。
SE200N+パラコア+LPS-P2+QHY9での撮影。 
 
こんな感じ。
撮影機材、撮影時間などの情報はここ
 
(トリミングなし) 
 
 
(50%トリミング 面積25%) 
 
どうです。見事なSC型です。ホント均整がとれてます。
でも実際の大きさは3万光年程度なので、同じC型のM33より相当小さい。
ちなみに、外側に淡い腕が一回りしている面白い構造ももっています。その淡い部分は中々表現できません。この写真でも微かにわかる程度です。暗いそらの下で撮影したい対象です。
 
この画像処理には結構苦労しました。
原因は良く分からないムラがライト画像にあったこと。L画像とR画像にはあり、GとBには無いという変なことになっていた。
ちなみにこんなムラ。
(R画像です)
 
上記を補正するため、以下の手順で補正画像を作成した。
①トーンカーブでムラ部分を最高レベルにした画像を作成
②①にガウスぼかしをかけ(ステラで20くらい)
③ムラ以外の部分を周辺のレベルに合わせる
 

上記でフラット補正して処理対象のR画像を作成。
 
 
L画像もこれほどではないですが、同じやり方で補正しました。
原因は不明です時々あります。困った困った。