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2010年9月18日撮影 NGC1023銀河

0 Comments | This entry was posted on 9月 30 2010
スケアリングで手間取ったNGC1023銀河をやっとこ画像処理しました。
 
初めての対象です。大きさが8′あり光度も9.4等なので、銀河の中では比較的大きくて明るい部類。
L画像は7枚使えるレベルであったので、まあ、良かった。
 
(75%トリミング)
 
期待して撮影したんだが、何とも無構造なヤツ。東側にNGC1023Aが淡く寄り添っている。
その他の小さな銀河も幾つか見えている。
まあ、無構造で面白くは無いが、銀河系のシッカリした星と淡いノッペリとした銀河のコラボが良い感じではある。

2010年9月10日撮影 NGC891銀河

0 Comments | This entry was posted on 9月 23 2010
NGC628(M74)銀河の2日目の2枚目として撮影したNGC891です。
好きなエッジオン銀河です。
 
9/10というか、0時を過ぎての撮影なので実際は9/11の撮影。透明度が超悪く、眠いそらであった。
コイツは結構大きなエッジオン銀河でエッジオン銀河の大半と同様、良く写る対象です。
なので、もちろん、パラコアではなく、×2パワーメイトでの拡大撮影にチャレンジ。
 
しかし...L画像、1時間分(4枚)が使えないレベル。
2インチスリープの問題は先の記事に記載しましたが、それがこの日も顕在化していたんです。
L画像8枚中、4枚がズレてて使い物にならないレベルでした。
実際、8枚を使っての処理をしましたが、ぼけっとしててダメなので、使える4枚のみで処理をしました。
 
結果としては...
(75%トリミング)
 
 
どうですかね。透明度が悪く、眠いそらの元でL画像が4枚(合計1時間)だけとしては、まあまあでしょうか。暗黒帯とディスクとの境にある切れ目がもっと表現出来ると期待していたんですが、期待には程遠いな。
リベンジ対象にするかなー。でも他に撮影したいものもあるし...悩む。 

2010年9月9日&10日撮影 NGC628(M74)

0 Comments | This entry was posted on 9月 21 2010
今月の新月期真っ只中、2日に渡り稲敷市で撮影したNGC628(M74)銀河です。
 
9/9は結構よさ気なそらでRGBにLを6枚、9/10は眠いそらでLを2枚。
これもメシエ天体のくせに非常に淡い銀河です。表面光度が14.2等しかありません。
そんなのに、パラコアではなく、×2パワーメイトでの拡大撮影にチャレンジ。
 
結果としては...
(70%トリミング) ※フラットミス&周辺のコマ隠しのため
 
淡いので1枚20分露出でも周辺の淡い部分は確実に露出不足。星像もスケアリングが追い込めてなく、F10で暗く、さらにコマが残っている状態なので流石にパラコアのようなシャープさは無い。光害地で透明度が良くないそらでの撮影というのもあるが、これが限界だとは思う。
銀河のディティールは流石に拡大しているだけあり、多分パラコアより詳細かなー。でもパラコアで撮影していないから分からんな。今度別なので試してみよう。

2インチスリープ差込でのカメラ接続

0 Comments | This entry was posted on 9月 19 2010
昨日(9/18)、夜遅くは千葉北部・茨城県南部は晴れるそうなので、プチ遠征に。
まあ、予報通り晴れたのですが、問題は別に。
 
1.問題
ガイドは問題ないのに画像が大きく重力方向にズレます。
今までも発生していたが、今回のは酷い。
オフアキなので、原因はオフアキのプリズム位置~カメラCCDまでが原因部位である。
昨日は酷いので今までのように放置できない状態であったので、チョイ調べることに。
 
2.原因
原因は多分、2インチスリープです。
私の使用光学系はニュートンなので補正レンズが必須です。
※コマコレか、コマが目立たないくらい拡大するエクステンダー。
これら補正レンズは2インチスリープでの接続が世界的には一般的です。
※私は主にテレビューを使用しています。
2インチスリープは構造上ガタが発生しやすく(差し込むわけであり、隙間があるので)、
それをネジで抑えることになります。
通常は2個のネジで締め、片側に寄せる形で抑えます。
使っているスリープは3個で個々をM57でネジ込みで接続して、
それぞれのネジを何の考えも無くキツく絞めてました。これがいけなかった。
通常スリープ内の縁に抑えつけ固定するべきなのだが、
複数のネジ(スリープの縦方向に3位置計6箇所)で考えなく締めていたため、
スリープ内に浮いている状態だったようだ。
 
この状態で撮影していると冷やしの重さで序々に重力方向にたわんでしまい、結果ガイドは問題ないのにズレることになったようです。
 
3.対策
カメラに一番近いネジを締めスリープ内に片寄せし、その他のネジはキツく締めずに軽く抑える程度にした。結果は完璧ではないが1000mm程度なら目立たない程度、2000mmでも何とかなる程度に改善したようだ。
 
4.撮影結果
こんなことを満天の星空の元やってて、撮影開始が出来たのは1時30頃。
3時50分頃に曇るまでLRGBで2時間15分撮影し、ボツはL一枚(15分)。
まあ、最近悩みの接眼部のたわみ問題の一部の原因が分かり対策も大体分かったので良しとしましょう。ちなみに、撮影対象はNGC1023という銀河。撮影して分かったが、余り構造の無いヤツだった

2010年9月3日撮影 NGC7640

0 Comments | This entry was posted on 9月 18 2010
南会津遠征の前日、稲敷市の浮島で撮影した。NGC7640銀河です。
 
この日は晴れてはいるが、非常に眠いそらであった。
月も1時には出てくる状況。
非常に淡い銀河です。表面光度が14.5等しかありません。
よって拡大撮影せず、パラコアでの撮影。
 
(ノートリミング)
 
棒渦巻き銀河を斜めから見た状態で腕やHα領域が見えます。
1枚20分でも短いって感じ。
しかし、もう秋になり、銀河屋の私にはたまらない時期になってきました。
でも大部分は南に低いんだよね。

2010年9月4日 南会津遠征 リザルトその2(NGC7129)

0 Comments | This entry was posted on 9月 16 2010
2010年9月4日~5日 南会津遠征でのリザルトその2です。
NGC7129です。
 
 (1)撮影状況
大体22:00頃からの撮影でした。次にNGC253を撮影したかったので、撮影時間が2時間程度に限定される状況。已む無く、RGBは各5分で2枚、L画像は15分で6枚でした。
淡い星雲でこれでは全然足りないハズ。Fも6だし...
 
(2)リザルト
L画像は15分を6枚。RGBは各々5分×2。※合計120分
こんな感じ。NGC7129反射星雲です。
(ノートリミング) 
 
(50%トリミング ※4倍拡大)
 
やっぱり、こういう対象、SE200N+パラコアでは苦手です。
なにせF6近いので、本来が暗い上に周辺はもっと激暗なので...

2010年9月1日撮影 NGC7380

0 Comments | This entry was posted on 9月 12 2010
先々週水曜日、9/1に撮影した。NGC7380です。
経緯や状況は外部ブログ記事「撮れた撮れたっと」 を参照。
 
(ほぼノートリミング)
イメージ 1
 
余り良いデキで無いそらと、月が出てきたり、雲が出てきたりした割りにはまあまあかな。
もっと淡い部分が出て欲しいが霞ケ浦周辺でLPS-P2フィルタを付けての撮影ではこんなもんかな。 

2010年9月4日 南会津遠征 リザルトその1(NGC253)

0 Comments | This entry was posted on 9月 09 2010
2010年9月4日~5日 南会津遠征でのリザルトその1です。
NGC253です。
1ヶ月前に希望が丘で撮影したが、L画像が3枚、RGB撮れずのリベンジです。
 
 (1)撮影状況
大体24時頃からの撮影でした。南に低いですけど、流石は南会津、南の低空でも絞まった黒です。
L画像を5枚ほど撮ったとき、ピントを合わせなおそうと思い、明るい星を導入してピントあわせをして、再度NGC253を導入しようとコントローラをポチっとしたら、あらぬ方向に望遠鏡が動く!!
なんのことはない、南中を越えていたので、逆位置に行こうとしているだけである。しかし、それは困る。でも自動導入しか出来ない自分...
しょうがないので、逆位置で再度同じ構図になるよう望遠鏡とカメラアングルをセッティングしなおす。
この行為で約1時間無駄に。で最初のアングルに直した後、RGBとLを3枚撮り増し。既に月が結構上がり明るさが影響しているが気にしない。
 
(2)リザルト
L画像は15分を8枚。RGBは各々5分×2。※合計150分
こんな感じ。NGC253系外銀河です。
(ノートリミング)
 
もうチョイシャープな感じをイメージしていたが、まあ、1ヶ月前の作より良くなったでしょう。
※一ヶ月前の作はここ

2010年8月10日&8月15日撮影 NGC281

0 Comments | This entry was posted on 9月 06 2010
もう約1ヶ月前に撮影したNGC281を重い腰を上げて処理。
 
 (1)撮影状況
8/10は千葉県北東部の撮影場所探しで最後にめっけた千葉県匝瑳市のとある場所で午前2時から撮影。薄明前に地平から昇るオリオンが見えるくらい透明度が良かった日でだった。でもL画像が7枚だけだったので、8/15にもう一度同じ場所に遠征。この日はぼけーっとしたそらで全然ダメだったが、まあRGBとLを5枚撮影した。暑かったなあの日は...※もうスゴイ過去な記憶,,,
 
(2)リザルト
L画像は2晩目のも加えたたが、どうなんだろうな、全然違うんだよ。入れないほうが良かったかも...でも勿体無いので入れました。L画像は15分を12枚。RGBは各々10分×2。※合計240分
ちなみに1晩目は透明度が高かったので、千葉県ではあるが常設のLPS-P2を外しての撮影。2晩目はもちろん付けた。
こんな感じ。NGC281散光星雲です。
※撮影機材、撮影時間などの情報は画像をクリックして下さい(プラスマークではなく)。 
(ノートリミング)
 
画像全体が星雲だと、フラットの更なる補正が難しい。まあ、ダメ作だと思ってたんで、結構良く写っていてチョイ嬉しいなっと。

南会津遠征と朗報

2 Comments | This entry was posted on 9月 05 2010
9/4、JAL(常磐天体写真同盟)&Yahooブログ仲間と南会津にある「楓林舎」に泊りがけの遠征に行ってきました。メンバはJALのOLG100さん、mn3192さん、T-Fixさん、RUKUさん、私とYahooブログ仲間のヨネヤンさん、シュミットさん、ビスタさん。計8名でのイベントだ。
 
「楓林舎」でビールとおいしい食事と楽しい会話を楽しみ、そらも薄明が無くなってくると時を同じくして無くなり20時には超濃い天の川が現れ、これから始まるメインイベントの前菜として雰囲気が盛り上がる。
 
メインイベントの撮影ですが、そらも少し雲が出た程度で基本的には快晴という高コンディションが朝の薄明まで続いてくれ、比較的順調に進められた。
撮影場所には我々以外の方々も観望され、引きめきあって撮影や観望をしている状況でした。
あんなに沢山の星見(撮影)を趣味にした人が一所に集合して撮影や星見を楽しんだ場は初めてなので、いい刺激になりましたよ。
撮影結果は処理後に掲載します。
 
また、もう一つのイベントとして「ななつがたけ北天文台」のオーナーのNさんのご好意で天文台を見学させて戴きました。昭和機械製作所製  35cmF4ニュートン反射を筆頭に機材や設備が充実したスラバシイ天文台でした。
 
で、朗報の方なんですが...
何と、9/4発売の天文ガイドに入選しました。
初入選です(他誌含め)。
入選作は以前から今シーズン自己1番と表していた「M27 あれい状星雲」です。
応募は6月中頃なので、落選したと思っていたのですが、なにやら拾われたようです。
最近再処理したのですが、入選作は処理前の状態でです。
モアリーズナブル・モアリザルト(なるべく安い機材でそれなりの結果を)をモットーにして趣味ってますが、チョイ認められた感じで嬉しいですね。
 
ちなみに掲載された作品に近い画像は以下です。