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3月8日,3月9日,3月15日に撮影した M13 (NGC6205) 球状星団

0 Comments | This entry was posted on 3月 31 2013
3月に3晩を費やし撮影したM13です。
ちなみに、フルに費やした訳ではなく、別な撮影後の合間で撮影したり、曇られたりして、已む無く3晩掛かっただけですので、あしからず。
一晩目は3/8に雪入ふれあいの里公園でM58を撮影した後にL画像を合計2時間程度。
二晩目は3/9に希望ヶ丘でNC4236(未処理)を撮影した後にRGB画像とL画像をほんの少し。
三晩目は3/15に稲敷市の田んぼでM101(未処理)を撮影した後にL画像を合計1時間15分程度。
三晩に分かれており、画像処理がめんどくさいことが分かっていたので、中々処理する気にならず、でも処理しなければならないので、重い腰を上げて処理しました。
まあ、でもでも...撮影~画像処理と、面倒な事をした甲斐のある画像になりました。
RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)
L:合計 217
分((LPS-P2:15分×12,5分×3)(L:15分×1,7分×1))
LRGB合計 280分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
●トリミングなし
●70%トリミング(面積49%)

過去に口径8インチのSE200Nで撮影したのですが、10インチで撮影してみると微恒星が少し良く出ているような気がします。
しかし、相変わらず、美しい星団です。星の色が黄色系と青系の色がキレイに出ていることと、微恒星が沢山出る星団であることが美しさを際立たせています。
微恒星は相当外部にまで出ており、この星団の大きさですが、カタログ上はは23′程度ですが、実際は26′程度あるように見えます。※このトリミングなしの横の大きさは34′程度です。
画像処理は中心部を肉眼で飽和させないギリギリの明るさにして、球状星団らしさを強調してみました。

3月6日と3月8日に撮影した M58 (NGC4579) 銀河

0 Comments | This entry was posted on 3月 24 2013
3月6日の2作目ですが、トラブルがあり、RGBが撮影出来ず、L画像も不足気味でしたので、3月8日に追加撮影したM58銀河です。
3/6のトラブルは、Windows7君が「変更の反映のため再起動します」というメッセージを出したので、「4時間後に再起動」と指示したにも関わらず、3時間でリブートたようで、起きたらPCが何もしてませんでした。この日はこれでやる気がなくなり、薄明まで時間がありましたが、帰宅。
それで、3/8に撮り増しという運びとなりました。
ちなみに、3/6,3/8両日とも、かすみがうら市の雪入ふれあいの里公園での撮影でしたが、両日とも「走り屋さん」がお出まししました。まあ、台数が一台だけで車のハッチバックで光を遮れたので実害はありませんでしたが、やはり、この場所は暖かくなるとあんまり使えません。
RGB:合計 75分(R:7分×4、G:7分×3、B:7分×3,5分×1)。
L:合計 180
分(15分×12)。
LRGB合計 255分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影。※L画像のみLPS-P2を使用。

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
●トリミングなし
●50%トリミング(面積25%)
6分程度の小さな銀河ですが、中央の棒状構造や腕構造が良く分かる銀河です。
この銀河、大きさといい形といい、我々が属する天の川銀河に良く似ている銀河です。
遠くから見ると、天の川銀河もこんな風に、少し離れたところに大小マゼラン雲を伴っている形で見えるのでしょう。

3月6日に撮影した NGC3430 銀河 付近

0 Comments | This entry was posted on 3月 20 2013
3月6日、会社から帰宅後に茨城県かすみがうら市にある雪入ふれあいの里公園で撮影したNGC3430銀河付近です。
※やっとこ、3月撮影分の処理に着手です。
この日の撮影開始は20時20分頃、この時期のこの時間帯で普通にテレスコープウェストで撮影出来る主な対象は撮影しつくしているので、已む無く、テレスコープイーストで少し前の時期の銀河を撮影することに。それも結構撮りつくしているので、銀河が複数撮影できるNGC3430付近を久しぶりに横構図で撮影しました。焦点距離1400mmでNGC,IC天体が7天体もある領域。中々ありません。
RGB:合計 48分(R:7分×2+3分×1、G:7分×2、B:7分×2+3分×1)。
L:合計 180
分(15分×12)。
LRGB合計 228分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影。※L画像のみLPS-P2を使用。

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
●トリミングなし
●NGC3430付近 50%トリミング(面積25%)

●NGC3395付近 50%トリミング(面積25%)

●天体の名称

NGC3430とNGC3424、NGC3395とNGC3396は実際の空間でも近いところにあります。
更に、NGC3430グループとNGC3395グループとの距離は1,200万光年程度なので、銀河系とM81との位置関係と同じくらい離れてます。
案外こんな風に調べるのも面白いです。

2月16日に撮影した NGC4088 and NGC4085 銀河

0 Comments | This entry was posted on 3月 19 2013
2月16日、東葛星見隊の観望会(小学生に見せるボランティア)後に紆余曲折しながら結局、かすみがうら市の雪入りで撮影したNGC4088&NGC4085銀河です。※もう一ヶ月以上も前だよ...
この日は観望会の後、霞ヶ浦の土手下にRUKUさんと行ったのですが、風が強く、雪入りにシュミットさん、T-Fixさん、ぴんたんさんが集まっており、更に風が無いということを聞き、急遽、雪入りに向かった日でした。
撮影対象は以前から面白い形をしてるなーと思っていた、NGC4088にしました。
試し撮りすると、それなりに立派な銀河もあるので、それも一緒に撮影。後で調べると、NGC4085とのことでした。
RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)。
L:合計 135
分(15分×9)。
LRGB合計 198分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影。※L画像のみLPS-P2を使用。

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
●トリミングなし
●50%トリミング(面積25%)
●天体の名称

NGC4088が面白い形をしているので撮影したのですが、撮影した画像を見ると、単にSB型銀河の腕が角度で面白く見えているだけなことが分かりました。 小さな銀河ですが、HⅡ領域も見えます。
NGC4085は2′程度の小さな銀河ですが、かすかに腕の構造が見えます。

2月15日に撮影した NGC4214 銀河

0 Comments | This entry was posted on 3月 10 2013
2月15日、会社から帰宅後に城里町に出撃した際に撮影したNGC4214銀河です。
この日は確か、夜半過ぎに晴れる予報でしたが、実際に晴れたのが1時過ぎでした。
薄明までシッカリ撮影したのですが、少しL画像が足りなかったので、翌日、かすみがうら市でL画像を1時間分ほど撮り増ししました。

RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)。
L:合計 195
分(15分×13)。
LRGB合計 258分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影。※翌日かすみがうら市で撮影したL画像のみLPS-P2を使用。

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
トリミングなし
50%トリミング(面積25%)
この銀河は不規則型銀河ですが、円形をしており比較的形が整っています。
大きさは8′ほどあり、銀河としては比較的大きな見た目ですが、実際は直径2万光年に満たない小さな銀河です。ちょうど大マゼラン雲と同じような大きさです。
内部には大きなHⅡ領域があり、これも大マゼラン雲と似ています。

2月13日に撮影した NGC4254(M99) 銀河

0 Comments | This entry was posted on 3月 02 2013
2月13日、会社から帰宅後に稲敷市の田んぼに出撃した際に撮影したNGC4254(M99)銀河です。
この日は3時頃から雲が出てきて、最後に撮影したB画像の3枚目は、雲に切れ目からギリギリ撮影出来ました。危うく、失敗な日になるところでした。
このM99、メシエ天体なのですが、比較的小さい(5′程度)ので、今まで撮影していませんでした。やっとこ出番が回って来たということです。
RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)。
L:合計 195
分(15分×13)。
LRGB合計 258分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影。※L画像のみLPS-P2を使用。

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
トリミングなし
50%トリミング(面積25%)
この銀河までの距離は5000万光年でおとめ座銀河団に属しています。
5分程度の小さな銀河ですが、明るいフェイスオン銀河でシッカリした腕やHⅡ領域が良く分かります。
そのせいか、データよりも大きく見えます。
この銀河の向かって右の方に流れる腕の先に初の暗黒銀河候補であるVIRGOHI21があるのですが、当然、この画像では何も分かりません。
ちなみに、左上の明るい星は6.5等で、この銀河より大分明るいということになります