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4月13日に朧滝で撮影した出目金と銀河

0 Comments | This entry was posted on 5月 11 2013
4月13日に朧滝で撮影した出目金とNGC4395銀河をやっとこ処理しました。もう一ヶ月前です。生モノではないので腐りはしませんが、イキイキとはしてませんかね。
ちなみに、4/13の朧滝遠征は東葛星見隊の遠征でした。確か、Yahooブロガーだけでも、mn3192さん、sulafatさん,T-Fixさん.RUKUさんが集まりました。楽しい夜でしたねー。
(1)NGC4395銀河
RGB:合計 60分(R:10分×2、G:10分×2、B:10分×2 )
L:合計 150
分(15分×10)
LRGB合計 210分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
(トリミングなし)
(50%トリミング(面積25%))
12.3′もある比較的大きな銀河ですが、表面光度が15.4等しなく、非常に淡い銀河です。
ですので、他の銀河の処理より、結構強調して画像処理をしています。
実際は小さな銀河ですが、HⅡ領域が多くあり、青い腕があることから、非常に活発な活動をしている銀河だと推測されます。この日のメインディッシュでした。
(2)NGC6334出目金星雲
RGB:合計 24分(R:10分×1、G:7分×1、B:7分×1 )
L:合計 60
分(10分×6)
LRGB合計 84分
AT6IN + 2KORRR + QHY9での撮影

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
(トリミングなし)

薄明まで時間が空いたので、南に低くて中々撮影をするタイミングの無い出目金星雲を撮影しました。
短い時間での撮影でしたが、思っていた以上に良く撮ることが出来ました。
周辺に淡い星雲があるのですが、今回の撮影ではRGBが短かったこともあり、余り強調はしませんでした。
さあ、後はGWの釣果の料理だ。面倒だなー。

4月7日,12日,13日に撮影した IC4592

0 Comments | This entry was posted on 5月 06 2013
4月7日,12日に荒木根ダム、13日に朧滝で撮影したIC4592です。
初のモザイクに挑戦しました。
最近、作品がワンパターンになっているので、趣を変えて、モザイクに挑戦しました。
まあ、結果としは「やらなければ良かった」ですかね。
対象はIC4592をメインにIC4601まで入れた構図をチョイス。
AT6IN+2KORRR+QHY9の画角を4コマモザイクで仕上げる予定で進めました。
予定では4月7日,12日の2日間に荒木根ダムで撮影し終わる予定でしたが、12日のそらが安定せず、已む無く、13日に別場所である朧滝で最後のコマを撮影しました。
RGB:合計 120分(1コマ R:10分×1、G:10分×1、B:10分×1 を 4コマ)
L:合計 360
分(1コマ :10分×9 を 4コマ)
LRGB合計 480分
AT6IN0 + 2KORRR + QHY9での撮影

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
感想としては、「この光学系(鏡筒と補正レンズ)では難しい」「やっても一晩で撮影し、2枚まで」となりました。
周辺減光と周辺星像が顕著なので、1枚撮りなら何とか見れるレベルに処理出来るのですが、4枚だと合わせるのが大変です。 更に、複数の日に分けるとムラやカブリの出方や輝度・色合いが異なるため、これも合わせるのが大変です。ということで、そんな感想になりました。
結果ですが、同じ構図で1枚撮り出来る300mm程度の画像と大きく違いは無く、単に構図が合わないのでモザイクしたというレベルかな。合計8時間も費やす付加価値は残念ながら出ませんでした。

3月9日希望ヶ丘で撮影した NGC4236 銀河

0 Comments | This entry was posted on 4月 09 2013
3月9日に希望ヶ丘で撮影したNGC4236銀河です。
デカイが非常に淡く、難敵な銀河。長年放置していましたが、今回の希望ヶ丘で捕獲を計りました。
この銀河はりゅう座にあり、M81やM82と同じ銀河群を形成しています。
大きさは23′近くあり、銀河の中では、非常に大きく、比較としてはこれも難敵である、くじら座のNGC247のような銀河です。
RGB:合計 90分(R:10分×3、G:10分×3、B:10分×3)
L:合計 210
分(L:15分×14)
LRGB合計 300分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
●トリミングなし
●70%トリミング(面積49%)

この銀河は全体的に青色が強く、活動的な銀河だと思われます。HⅡ領域はもっとあるのかなと思いながら撮影したのですが、それほど出ませんでした。ネットで作例を探しましたが、色合いはこんなもんなのでこれで正解なのでしょう。自己評価は「良く出来ました」です。

3月14日,3月15日に撮影した M101 銀河

0 Comments | This entry was posted on 4月 09 2013
3月14日,3月15日の平日連荘で稲敷市の田んぼで撮影したM101銀河です。
最近には珍しく、平日連荘(といっても、その内の1日は金曜日ですが...)頑張りました。
対象は補足の必要ない有名なM101回転花火銀河です。
RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)
L:合計 240
分(LP2-P2:15分×16)
LRGB合計 303分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
●トリミングなし
機材を変える度に撮影している対象です。それだけ魅力的な対象なのですが、難しい対象でもあります。 詳細な構造がこの口径でも結構出る対象なので、そらの状態で大きく違ってくることと、淡い部分の出方が見た目に大きな違いを出してしまします。今回の撮影はシーイングは余り良くなく、更に撮影地が稲敷市なので、暗さも芳しくなく、余り条件としては良くない部類です。まあ、そんな状態の中では良く出た方でしょう。

3月8日,3月9日,3月15日に撮影した M13 (NGC6205) 球状星団

0 Comments | This entry was posted on 3月 31 2013
3月に3晩を費やし撮影したM13です。
ちなみに、フルに費やした訳ではなく、別な撮影後の合間で撮影したり、曇られたりして、已む無く3晩掛かっただけですので、あしからず。
一晩目は3/8に雪入ふれあいの里公園でM58を撮影した後にL画像を合計2時間程度。
二晩目は3/9に希望ヶ丘でNC4236(未処理)を撮影した後にRGB画像とL画像をほんの少し。
三晩目は3/15に稲敷市の田んぼでM101(未処理)を撮影した後にL画像を合計1時間15分程度。
三晩に分かれており、画像処理がめんどくさいことが分かっていたので、中々処理する気にならず、でも処理しなければならないので、重い腰を上げて処理しました。
まあ、でもでも...撮影~画像処理と、面倒な事をした甲斐のある画像になりました。
RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)
L:合計 217
分((LPS-P2:15分×12,5分×3)(L:15分×1,7分×1))
LRGB合計 280分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
●トリミングなし
●70%トリミング(面積49%)

過去に口径8インチのSE200Nで撮影したのですが、10インチで撮影してみると微恒星が少し良く出ているような気がします。
しかし、相変わらず、美しい星団です。星の色が黄色系と青系の色がキレイに出ていることと、微恒星が沢山出る星団であることが美しさを際立たせています。
微恒星は相当外部にまで出ており、この星団の大きさですが、カタログ上はは23′程度ですが、実際は26′程度あるように見えます。※このトリミングなしの横の大きさは34′程度です。
画像処理は中心部を肉眼で飽和させないギリギリの明るさにして、球状星団らしさを強調してみました。

3月6日と3月8日に撮影した M58 (NGC4579) 銀河

0 Comments | This entry was posted on 3月 24 2013
3月6日の2作目ですが、トラブルがあり、RGBが撮影出来ず、L画像も不足気味でしたので、3月8日に追加撮影したM58銀河です。
3/6のトラブルは、Windows7君が「変更の反映のため再起動します」というメッセージを出したので、「4時間後に再起動」と指示したにも関わらず、3時間でリブートたようで、起きたらPCが何もしてませんでした。この日はこれでやる気がなくなり、薄明まで時間がありましたが、帰宅。
それで、3/8に撮り増しという運びとなりました。
ちなみに、3/6,3/8両日とも、かすみがうら市の雪入ふれあいの里公園での撮影でしたが、両日とも「走り屋さん」がお出まししました。まあ、台数が一台だけで車のハッチバックで光を遮れたので実害はありませんでしたが、やはり、この場所は暖かくなるとあんまり使えません。
RGB:合計 75分(R:7分×4、G:7分×3、B:7分×3,5分×1)。
L:合計 180
分(15分×12)。
LRGB合計 255分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影。※L画像のみLPS-P2を使用。

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
●トリミングなし
●50%トリミング(面積25%)
6分程度の小さな銀河ですが、中央の棒状構造や腕構造が良く分かる銀河です。
この銀河、大きさといい形といい、我々が属する天の川銀河に良く似ている銀河です。
遠くから見ると、天の川銀河もこんな風に、少し離れたところに大小マゼラン雲を伴っている形で見えるのでしょう。

3月6日に撮影した NGC3430 銀河 付近

0 Comments | This entry was posted on 3月 20 2013
3月6日、会社から帰宅後に茨城県かすみがうら市にある雪入ふれあいの里公園で撮影したNGC3430銀河付近です。
※やっとこ、3月撮影分の処理に着手です。
この日の撮影開始は20時20分頃、この時期のこの時間帯で普通にテレスコープウェストで撮影出来る主な対象は撮影しつくしているので、已む無く、テレスコープイーストで少し前の時期の銀河を撮影することに。それも結構撮りつくしているので、銀河が複数撮影できるNGC3430付近を久しぶりに横構図で撮影しました。焦点距離1400mmでNGC,IC天体が7天体もある領域。中々ありません。
RGB:合計 48分(R:7分×2+3分×1、G:7分×2、B:7分×2+3分×1)。
L:合計 180
分(15分×12)。
LRGB合計 228分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影。※L画像のみLPS-P2を使用。

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
●トリミングなし
●NGC3430付近 50%トリミング(面積25%)

●NGC3395付近 50%トリミング(面積25%)

●天体の名称

NGC3430とNGC3424、NGC3395とNGC3396は実際の空間でも近いところにあります。
更に、NGC3430グループとNGC3395グループとの距離は1,200万光年程度なので、銀河系とM81との位置関係と同じくらい離れてます。
案外こんな風に調べるのも面白いです。

2月16日に撮影した NGC4088 and NGC4085 銀河

0 Comments | This entry was posted on 3月 19 2013
2月16日、東葛星見隊の観望会(小学生に見せるボランティア)後に紆余曲折しながら結局、かすみがうら市の雪入りで撮影したNGC4088&NGC4085銀河です。※もう一ヶ月以上も前だよ...
この日は観望会の後、霞ヶ浦の土手下にRUKUさんと行ったのですが、風が強く、雪入りにシュミットさん、T-Fixさん、ぴんたんさんが集まっており、更に風が無いということを聞き、急遽、雪入りに向かった日でした。
撮影対象は以前から面白い形をしてるなーと思っていた、NGC4088にしました。
試し撮りすると、それなりに立派な銀河もあるので、それも一緒に撮影。後で調べると、NGC4085とのことでした。
RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)。
L:合計 135
分(15分×9)。
LRGB合計 198分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影。※L画像のみLPS-P2を使用。

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
●トリミングなし
●50%トリミング(面積25%)
●天体の名称

NGC4088が面白い形をしているので撮影したのですが、撮影した画像を見ると、単にSB型銀河の腕が角度で面白く見えているだけなことが分かりました。 小さな銀河ですが、HⅡ領域も見えます。
NGC4085は2′程度の小さな銀河ですが、かすかに腕の構造が見えます。

2月15日に撮影した NGC4214 銀河

0 Comments | This entry was posted on 3月 10 2013
2月15日、会社から帰宅後に城里町に出撃した際に撮影したNGC4214銀河です。
この日は確か、夜半過ぎに晴れる予報でしたが、実際に晴れたのが1時過ぎでした。
薄明までシッカリ撮影したのですが、少しL画像が足りなかったので、翌日、かすみがうら市でL画像を1時間分ほど撮り増ししました。

RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)。
L:合計 195
分(15分×13)。
LRGB合計 258分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影。※翌日かすみがうら市で撮影したL画像のみLPS-P2を使用。

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
トリミングなし
50%トリミング(面積25%)
この銀河は不規則型銀河ですが、円形をしており比較的形が整っています。
大きさは8′ほどあり、銀河としては比較的大きな見た目ですが、実際は直径2万光年に満たない小さな銀河です。ちょうど大マゼラン雲と同じような大きさです。
内部には大きなHⅡ領域があり、これも大マゼラン雲と似ています。

2月13日に撮影した NGC4254(M99) 銀河

0 Comments | This entry was posted on 3月 02 2013
2月13日、会社から帰宅後に稲敷市の田んぼに出撃した際に撮影したNGC4254(M99)銀河です。
この日は3時頃から雲が出てきて、最後に撮影したB画像の3枚目は、雲に切れ目からギリギリ撮影出来ました。危うく、失敗な日になるところでした。
このM99、メシエ天体なのですが、比較的小さい(5′程度)ので、今まで撮影していませんでした。やっとこ出番が回って来たということです。
RGB:合計 63分(R:7分×3、G:7分×3、B:7分×3)。
L:合計 195
分(15分×13)。
LRGB合計 258分
BKP250 + Paracor + QHY9での撮影。※L画像のみLPS-P2を使用。

こんな感じ。
※クリックすると拡大します。
【撮影データはここ】
トリミングなし
50%トリミング(面積25%)
この銀河までの距離は5000万光年でおとめ座銀河団に属しています。
5分程度の小さな銀河ですが、明るいフェイスオン銀河でシッカリした腕やHⅡ領域が良く分かります。
そのせいか、データよりも大きく見えます。
この銀河の向かって右の方に流れる腕の先に初の暗黒銀河候補であるVIRGOHI21があるのですが、当然、この画像では何も分かりません。
ちなみに、左上の明るい星は6.5等で、この銀河より大分明るいということになります